私は『悪』になる

「ヴィル様、いつも楽しそうですね」 少女が言った。 ヴィルと呼ばれた男は、少女の言葉に対してなのか、はたまた目の前にある一畳ほどの鏡に映るものを見てなのか、不敵に笑う。 「私の正義は彼らのそれとは正反対だからね。正反対の…