2017/08/28

【演技の心得その2】現場に入るのが無理なら、「人間観察」を徹底すべし。

 


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声優は特に、アニメや洋画、いわゆるテレビ放送のナレーションや吹き替えとなると、プロダクションに所属してないとまず情報が入ってきません。

インターネットで声優登録したり、自分でこういう声の仕事します!とアピールしても、TV放送される作品にはなかなか出会えません。

プロダクションに所属して活躍してからフリーになった訳でない限り、個人で(TV放送されるような)仕事をとっていくのは厳しいです。

 

役者って、俳優でも声優でもアクション俳優(スーツアクター)でも、基本は同じです。

見せ方が違うので、一つの分野として特化してくるっていうのはありますが、基本は同じ。

声優さんが声だけで演技しているわけではないですからね。

ちゃんと役作りもしてるし、表情や感情もなりきってます。

 

漫画家やイラストレーターが、描くキャラクターの表情になりながら描いているのと同じです。

 

感情を作品に入れないと、人が見ても響かないからです。

 

 

人間観察を徹底する2つのワケ

大きく分けて、

  1. 上手いと思う人を真似することで、その人のいい習慣=癖が自分のモノになるから
  2. 役作りが楽になる・バリエーションが増えるから

この2つがあります。

 

①を砕いて言うと、見本とする人のファンになる

  • その人が作ったキャラはどうなのか?
  • 何を考えてこの演技になったのか?
  • どうして胸にひっかかった(気になった)のか?
  • 何で好きなのか?

とか。

ファンて、めちゃめちゃ相手(物でも何でも)のことを知ろうとするじゃないですか?

細かいところまで見てるし(笑)

なので、見本とする人のファンになるといいです。

 

前回の記事でも

行動や言葉に、人柄は出る

と言いました。

 

これは、ファンになっている自分の行動ではなくて(それを知るのも財産の一つとなるのでいいんですけど)、

見本とする人の行動や言葉です。

 

「こういうところ、好きだな」とか

「こういうところ、勉強になるな」とか

そういう、いいところを真似していると、

だんだんと自分のいいところになってくるんです。

 

徹底的に真似をしたからといって、

「自分という個性が消える」なんてことは起きません。

自分という土台をしっかりさせているだけです。

 

今まで過ごしてきた自分という時間が消えないのと同じで、

その時に感じたことというのは、あなただけのものだから。

 

徹底的に真似をしている間、絶対に違和感は出てきます。

そうしたら、その理由を探るんです。

 

「ああ、自分はこう思っているから、この行動(言葉)に違和感を抱くのか」

と気付き、

これを繰り返すことで、自分を知ることができます。

これって結構最強な武器で、自分を知るということは、どの場面でも(役者に限らず生きていく上で)強みとなります。

 

自分を知ることが役作りの土台となり、

ここから色んな感情や行動を組み合わせて、

自分だけの城=個性が誕生するわけです。

 

 

②役作りが楽になる・バリエーションが増える

自分以外の人間は『個性のかたまり』です。

 

養成所に通っている時、勤務している時、交通機関を利用している時・・・

自分一人の空間以外、個性は常に転がっています。

 

見本とする人も、『個人=一個の人=一つの個性』です。

仲間や先生、親・兄弟、勤務先のスタッフやお客様、電車で隣に座っている人・・・

 

もっと言っちゃうと、嫌いな人だって立派な個性であり、参考になります。

 

①では、自分を知ることで『自分の個性』を作り上げていきましたが、

②では、他人を知ることで『役の土台=個性』を作ることができます。

 

そうです。これが役作りの基本です。

 

さっきは見本となる人の「好きなところ」を見ましたが、

逆に、ちょっとお近づきになりたくないわぁって人には、

その人の何が「嫌われる部分」なんだろう?と見ていきます。

 

物語や日常の生活でも「敵」となる存在はあります。

感情だったり人だったり状況だったり。

 

嫌われる部分を知ることで、

自分の個性にはなるべく入れないようにしようとか、

この役にこの個性が使えるなとか、

自分の演技の幅が広がります。

 

演技の幅が広がるということは、

魅力的な人になる

ということです。

 

 

まとめ

個性を魅力的にすること・役作りは、役者には欠かせない要素です。

技術ももちろん必要ですが、

この基本が出来ている人は「腕に磨きをかける」ことができます。

 

技術だけ磨きをかけても、

ただ単に「綺麗な人」です。

 

綺麗な人って、一つの魅力ではあるんだけど、なんとなく味気ない。

んー、まあ、もう一回はいいかなー

って感じ。

 

そうではなく、技術的にはまだまだだけど魅力的な人って、味わい深いです。

なんかついつい食べちゃうんだよね~

みたいな感じ。

 

この話は、また掘り下げることにして。

今回は、

最強の武器である「自分を知ること」をし、「他人を知ること」が役作りの基本となる

ということが言いたくて、そのためには

「人間観察を徹底的にして、真似てみよう」

ってことでした♪

 

読んでくれて戦キューヾ(*´▽`*)マタネー♪

 

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