オリジナルの小説サイトは上位表示されないの!? ちょっとしたコツがあればイケる……!!



私は、紫や緑色をした霧で包まれた一軒の喫茶店みたいな建物の前にいた。山小屋風の建物の中は真っ暗で外からは様子が見えない。

『あなたのサイト、上位表示してますか?』

などと、どこかで聞いたようなキャッチコピーをでかでかと看板に記してある。そして、その後に続いてこんなことも書いてあったのだ。

『自分の小説サイトを上位表示させたいあなたへ、右寄りな情報を教えます』

自称小説家の私は、どうやらその方法を調べるべくネットサーフィンをし過ぎて夢を見ているようだ。所々おかしい。しかも先程まで自室のパソコンの前いたのに、こんな森のような霧の海の中に佇んでいるのはおかしい。
夢ならば何が起きてもいいや。

そう思って、山小屋風の喫茶店みたいな建物のドアを開けた。

カランコロン。
懐かし気な鐘の音が頭上で鳴る。
やはり喫茶店風の店内には、いくつかのテーブルと椅子が用意されていて、客席にもなっているカウンターの奥にその店の主なのか、人がコップを磨いていた。

だが私は、その人物を見た瞬間足を止めた。

たちばな うこん
おや、いらっしゃい。君も迷える子羊なのかな?

うんこをかぶっていたからである。
こいつはヤバい。ヤバいところに来てしまった。夢なんだから、早く醒めて欲しい。

たちばな うこん
心の声が漏れているよ? 危ないことはないから、ここに座ったらどうだい?

そう言って、いつの間にやらコーヒーのような黒い液体がカップに注がれている。
十分に危ない。これは液体のうんこではないのか?

たちばな うこん
だから漏れてるっての。いいから、はよ座れ

漏れてる……やはり、うんこなのか。

たちばな うこん
うんこじゃねーし! サイト運営で困ってんでしょ? ほら、メニューからさっさと選ぶ!!

随分と横暴な店主である。
人にうんこを出しておきながら、この態度。夢でなければ存在すらしないはずなのに、なんてことだ。
だけど私は、そのメニューの一覧を食い入るように見つめた。どれも知りたいことばかり。
奪い取るようにしてメニューをガン見する私に、店主はドヤ顔を決めながら再びコップを磨きはじめた。

 

●メニュー一覧●

  1. 悪いことは言わない。小説は投稿サイトで公開しよう。その違いをマクドナルドで説明するよ!
  2. 自分のサイトを上位表示させたいなら次のことを頭に叩き込め!
  3. 投稿サイトでやったらいけないこと
  4. オリジナル小説を売りたいなら。相性のいいSNSはこれ

これだけ? 思わず心の声が漏れた。

たちばな うこん
いや、さっきから漏れてるから。このメニューのすごいところはね、どんどん中身が増えていくってことなんだ
 
へー。
さほど、感心もせず私はメニューからとりあえず一番目を注文した。

たちばな うこん
もっと感心しろやああぁぁあぁああぁぁっ!!あ、以上でプロローグを終わりにします!コンテンツは随時追加して、リンクも貼るのでお楽しみに~!!

>>>次回は、「悪いことは言わない。小説は投稿サイトで公開しよう。その違いをマクドナルドで説明するよ!」です

 

アイキャッチにある博士イラストは『イラストAC』さんのTossanさんからお借りしてきました!




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ABOUTこの記事をかいた人

役者スキルを使って男女の恋愛意識の違いを文章で表現。楽しい世の中になるように、文字で男性のカッコよさを伝えることを使命とするインディーズ小説家。男性からも褒められる男脳をもつママブロガーでもある。バナナガールの姿では下ネタしか話さないので注意。